Friday 2 March 2012

心理学

加藤諦三 「自立と孤独の心理学」

人に愛着する心のそこには母への愛着がある。
一人でいることを楽しめない人は無意識の中に愛着がある。
個別化は容易だが分離が難しい。

相手を所有したいという気持ちには依存心が潜んでいる。
心の支えがないから、他人の評価を求める。
幼い日の喪失体験が失うことを恐れさせる。
所有欲、独占欲の深いところに愛情喪失体験がある。
幼児的一体感をもてなかったから、いろいろなものに執着する。

ベトナムで生まれ育ち、日本で学び、世界90カ国の人たちが集まって学びだけでなく、生活も共有した大学の環境で培われた多様性への理解を持ってる自分は、国籍・バックグラウンド・価値観などといったいろいろな隔たりがある中でも、普遍的な心理があると思う。

例えば、私は大学3年生から、グローバルビジネスリーダー育成プログラムという日本企業での就職への意志がある国際学生を対象とした国際派リーダー育成奨学生に当確し、参加してきました。
そこで一緒に入る同級生の7人は、中国、フィリッピン、韓国、インドネシア、スリランカなどほとんどアジア出身の学生たちと、週に6回プログラム独自の授業を受けたり、週末に焼肉・飲み会などのプライベートでも深く付き合うことができた。そのうちに感じたのは、同じアジアけんでも異論ライフスタイル・価値観が存在すること。

例えば同じ中国出身の二人の女の子たちは、負けず嫌いで甘え系の人と、自信が持てない消極的な人だった。

フィリッピン人は自信過剰とラテン系。優秀だけど、それほど優秀でなく不細工な人を見下ろす傾向。気が強く、しゃべり好き 批判系

インドネシア人は心優しい。バイキングが終わったとき自由に食べ物を持ち帰り可能だったけど、精一杯ビニール袋にものを入れ込んだ韓国人に対して、袋半分だけにした。どうしてって聞いたら、「あのー、ほかの子もいるから~」って返ってきた。宗教心が強く、性善説。

などなど。

そしていろんなバックグランドにもかかわらず、必ず共通点・普遍的な心理がある、と。

例えば一人の中国人の女の子の話を捉えてみる。彼女は小さい頃から両親が離婚して今父親とステップ・マザーと一緒に住んでいるけど、幼いときから家庭の一体感がもてなかったという。そして彼女にはスターバックスカップを集めるのが大好き。海外に行く友達がいればその国のスターバックスカップを買ってもらうように頼む。
マックドナルドやスターバックスが好きな理由を聞くと、どこの国にってもマックやスターバの店を見かけたら、ホームを感じる。いわゆる親近感・親しみのある。グローバルなブランドゆえにたとえ馴染みのない道に迷うときでもスターバをみつけたらほっとできる。

そして彼女のスターバカップを集める趣味から見ると、確かに幼いときからの一体感をもてなかった経験から、いろいろなものに執着する傾向がある。

広くいえば昨今言われている日本の若者の「懐古厨」をみても、過去を懐かしむことから「母への愛着」を象徴するのではないか、と。

人の根本的な心理は、母への愛着、しがみつきというのである。
温もりへの執着。ピッツァのとろけるチーズやら、ほっとココアやら、シチューやら、あらゆる誰でも親しみのある食べ物から考えると、「あったかい、温もり、心地よい」がみえる。
 
極端な例だと、セックスと同じ。アメリカンパイみたいな感じ。




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